2010年4月アーカイブ

オーダー家具を頼む1

前回ブログを投稿してから長らく時間が開いてしまいました。
私の仕事を通じて得た知識や情報だったり、また読者に少しでも共感して頂ける内容を、と思っていますので今後ともよろしくお願いします。

私が普段携わっている仕事はほぼオーダー家具、特注家具の製作です。
オーダー家具を手に入れるということは既存のものを得るのと違って、未だ見ぬかたちのものを依頼するわけなので、経験のないお客様だと依頼の仕方だったり、未だに見ぬかたちに不安があるのではないかと思います。作り手の立場からもお客様との相互理解のうえ製作し、納品してから喜んで頂きたいのでオーダー家具に関する予備知識など提供しようと思います。

木という素材に関する話

多少、木製の家具に興味のある方ならご存じでしょう。

※呼吸をする(環境に合わせて導管から空気の出入り)

※くせ、性格がある
 素直でまっすぐなものもありますが製材した具合によって時間の経過で曲がったり反っ
 たりすることがあります。

このような性質から後々寸法が1%程度ですが縮んだりりまっすぐだったはずの板が反っていたりすることがあります。

だからと言って木製家具を敬遠する必要はありません。木工職人を名乗るものならこのような知識は常識ですので適材適所に材料を選びますし、また不具合が出てきても手直しができるように 将来のことまで考えて加工を施します。「普遍的な美と用」を求めるなら木製の家具はお勧め しません。しかし、木製の家具には、またとない「経年による美と情」が宿ります。

木製家具を購入された後の付き合い方としてはペットや花、植物などの生物と付き合うのと同じように考えて良いでしょう。動物や植物はずっとエアコンにさらされていると体調を崩してしまいますよね、それと同じでテーブルの天板なども風に当たりっぱなりだと縮んできたり反り止め等の加工が施されてないと反ってくることがあります。対処としてはエアコンの風を首ふりにしたり、直接、風が当たりにくいようにするとよいでしょう。また、紫外線が当たりっ放しというのもあまりよくありません。
使い捨ての道具と違って気を使わせられますがそのような生活を強いられてうちに情が宿ります。よく聞く言葉ですが「良いものを使うと心が豊かになる」ということです。

モノに心を宿す傾向のある日本人、「木」はまさに日本的な素材と言えますね。

また後々、オーダー家具に関する話をより具体的にしていこうと思っています。

工場長 中村
 

 

 

 

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